回避依存症の<4つのタイプ>とは?


恋愛依存症のパートナーに多く見られる回避依存症

回避依存症者を一言で説明するならば、

親密になるのを恐れる人」。


回避依存症者との関わりは、恋人同士とは限りません。
親と子や仕事関係、友人関係の中でも起こり得ます。


内容によっては

「あれ?これ母親(もしくは父親)にされてきたな・・」

と思うようなところも出てくるかもしれんません。


それでは、回避依存症者の4つのタイプを紹介します。
(参考文献/伊東明・恋愛依存症)

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回避依存症者の4つのタイプ

独裁者タイプ


独裁者タイプは、相手を支配したがります。

常に主導権を握りたがるのです。

特徴としては

  • 経済的主導権を握りたがる
  • なんでも自分の思い通りにいかないと気がすまない
  • お前はダメな人間だ、などと人格を否定することを言う
  • 命令口調が多い
  • あなたの行動を常に監視し、また非難してくる。
  • いつも自分が正しいと思っている。

などが挙げられます。

自分が上であなたが下である、と常に支配、コントロールしたがります。

他者を支配することのこだわるのは、

他者に自分がどうあるべきかを命令されることに
大きな恐怖を抱いているからです。

搾取者タイプ


搾取者タイプは「利用すること」にもっとも大きな価値をおきます。


「自分の方が上である」と心理的快感を得たい独裁者タイプとは違い、
実利を求めてくるのが搾取者タイプです。


相手を精神的・肉体的の脅したりすることはせず、手口はもっと巧妙です。
相手の愛情・罪悪感などの心の隙にすっと入りこみ、利用していくのです。


「俺のことを愛してくれているならしてくれるはずだ」
「俺の要求をのんでくれないと自分はどうなってしまか分からない」


などど断ることに罪悪感を覚えるような要求をしてきます。


また直接要求をすることをせず、「じゃあ私はこうしたらいい?」などど
相手から言わせその行動を「自主的な行動」とすることもします。


搾取者は、相手には大きな要求をし利用しますが、
相手が何かを頼んできたとしてもそれは聞き入れません。


「利用する側」と「利用される側」で立場がはっきりと分かれているのです。

ナルシストタイプ


「自分は特別な人間である」という思いばかりが先行し
「他者も特別な人間である」ということが認められません。

  • 少年っぽいところがある
  • 繊細
  • ちょっとしたことで、手のひらを返したように冷たくなることがある
  • 意識的にか無意識的にか、傷つけるようなことを平気で言う
  • 自分を褒めてくれる人には甘いが、少しでも批判したり指摘してきたりする人は徹底的に攻撃しようとする


「パートナーはこうあるべき」
「恋愛はこうあるべき」など高い理想があり、

その理想を他者(パートナー)に押し付け、
その通りにできないと相手を強く非難します。

4、脱走者タイプ

親密になることを恐れ、接触自体を絶とうとするタイプです。

束縛を異常に嫌がり、自由を欲しがります。

本心をなかなか見せようとせず、
深刻な話をしようとすると話題を変えたり、いやそうな顔をしたります。

近づこうとすればするほど、
相手が遠くにいってしまうような感覚をパートナーは覚えます。

過剰な束縛は一般的な感覚からしてもいやなものですが
脱走者の束縛をイヤがる感覚はそれ以上です。

「今日は何していたの?」「来週末は空けておいてね」

といったことすらも束縛に感じ、逃げだしたくなるような感覚を覚えます。

束縛を嫌がるあまり、ちょっとした相手の言動も束縛に感じてしまい
ある日突然別れを切り出したり、連絡がとれなくなったりします。

おわりに

いかがだったでしょうか?


この4つのタイプをさらに詳しく知りたい方は
伊東明著・『恋愛依存症』を読んでみることオススメします。

どのタイプも、独立して1つのタイプというよりも
4つのタイプがそれぞれ入り混じっていることがたくさんあります。


人によって強く出る要素や、弱く出るところがあるので
もちろん一概には言えません。


また、恋愛依存症と回避依存症両方持っている人もいます。
(私がそうでした)

恋愛依存症だからといって必ず回避依存症のパートナーがいるとは限りません。

このタイプを知ることによって
回避依存症者に悩んでいる方が、

相手が自分を否定してくるのは、
自分のせいじゃなかったんだ、相手の性質だったんだ

ということに気づいてもらえたら嬉しいです。

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